健康管理

クエン酸を掘り下げてみる。健康、掃除に効果絶大!

前回、電気ケトルの掃除の記事でも紹介したクエン酸。

梅干しに含まれている成分で疲労回復に効くとか、大掃除の必須アイテムで浴室掃除には欠かせないとか、誰もがその存在については知っているものの、はたして栄養素なのか薬品なのか、食べられるのか食べられないのか、その正体についてはよく知りません。

ということで今回はクエン酸を掘り下げてみようと思います。

まずは、ウィキペディアの引用から

クエン酸(クエンさん、枸櫞酸、英: citric acid)は、柑橘類などに含まれる有機化合物で、ヒドロキシ酸のひとつである。爽やかな酸味を持つことから食品添加物として多用される。

枸櫞とは漢名でマルブシュカン(シトロン)を指す。レモンをはじめ柑橘類に多く含まれていることからこの名がついた。柑橘類の酸味の原因はクエン酸の味に因るものが多い。また、梅干しにも多量に含まれている。

出典:「クエン酸」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)2020年4月12日 (日) 15:46 UTC

まず、クエンとはシトロンのことを指しているということですね。シトロンとはインド原産のミカンの一種だそうですが、現在、ヨーロッパではこれはレモンのことを指すそうです。

やはり梅干しや柑橘類に多く含まれるとありますが、食品添加物としても使われているようですね。

掃除用としてのクエン酸

まず、レモンや梅干し、酸っぱいものに含まれることからもわかるようにクエン酸は酸性の物質です。

電気ケトルのように水を熱する装置に付着する水垢は炭酸カルシウムという物質だそうですが、炭酸カルシウムは酸に溶ける性質があることから水垢落としにはクエン酸が最適ということなんですね。

ちなみに、炭酸カルシウムは食品添加物としても使用され、日常口にするものにも多く使われており衛生上問題があるものではないそうです。(電気ケトルの水垢を放置していたイドとしては一安心)

掃除の際に活躍するクエン酸ですが、錆びやすい貴金属、大理石、タイル目地などに使われるコンクリートなどには使わない方が良いそうです。それから一番気をつけなければいけないのは塩素系の漂白剤・洗剤と一緒に使用しないこと。有毒な塩素ガスが発生してとても危険。密閉した浴室で発生した場合、最悪、塩素中毒で死に至ることもあるそうです。

食用としてのクエン酸

クエン酸は洗浄剤として使用されるほか、食品添加物としても安全性と有効性が確認されており酸味料や香料、調味料、酸化防止剤として食品にも使われています。デンプンや糖を発酵させて作られるそうですが、元々食品に含まれているものなので安全性には全く問題ないそうです。

ダイエットにも効果的?

そもそも、クエン酸は体内に取り込んだ食物からエネルギーを生み出すために重要な働きをしています。とくに炭水化物などの糖質と一緒に摂ると代謝が促進されダイエット効果もあるとされています。

酸性なのにアルカリ性食品?

クエン酸には燃焼するとアルカリ性になるという性質もあります。それについての詳しい説明は省略しますが、このような食品はアルカリ性食品と呼ばれ、体内で燃焼することによりアルカリ性としてのはたらきを示します。

疲労回復に効果があるというのは本当か

乳酸という物質が多くできると体内が酸性になるそうです。

乳酸は疲労物質と言われ、クエン酸が乳酸を分解するので疲労回復に効くと言われてきましたが、どうやら乳酸は疲労物質ではないということがわかってきました。なので、疲労回復の効果があったとしてもそれはクエン酸が体内の乳酸を減らすからではないようです。

体を弱アルカリ性にしてがん予防

体の調子を良くするには体内(血液)を弱アルカリ性に保つと良いそうですが、これが酸性にかたむいている人は意外と多いのだそうです。

がん患者の多くは体内が酸性になっているとか、がん細胞は酸性の体で増殖しやすいといった話を聞いたことがありますが、体内を弱アルカリ性にすることはがんの予防にも効果があるようです。

酸性にかたむく要因としてはいろいろあるようですが、乳酸や活性酸素もその一つだそうです。

クエン酸には、乳酸や活性酸素を減らし体内が酸性になるのを防ぐはたらきがありますので、クエン酸を多く含む食品を積極的に摂ることは、がんをはじめとする病気の予防にも効果がありそうです。

もちろん適度な運動をしたり、ストレスを溜めない、糖分を摂りすぎないなど乳酸や活性酸素が生まれる環境を作らないことを意識することも大事なので、クエン酸だけ摂っていればがんにならないというわけではありませんが

「血液を弱アルカリ性に保つ」

を新たに健康管理の11個目のルールに追加したいと思います。

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食べられるのか、食べられないのか

クエン酸は食用でありながら掃除にも使用されるほか、医薬品としても使われています。

分類すると

・食品用(食品添加物用)

・医薬品用

・工業用(掃除用)

となりますが、掃除用は不純物の割合がほかの2つに比べて多いということで、基本的には食べられないようです。(パッケージにも食べられないという注意書きがあります)

もしクエン酸を毎日摂取したい場合は、食品添加物として販売されているものを購入するようにしてください。

粉末(無水)タイプのものは結晶タイプにくらべ水分量が少ないそうで、同じ重さで比較すると同じ粉末タイプでも無水の方が純度が高いそうです。

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こちらが粉末(結晶)タイプ、水に溶かして使用する場合は無水タイプよりも使い勝手が良いようです。

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すっぱいのが苦手な方には飲みやすいカプセルタイプなどもあります。

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ということで今回はクエン酸について掘り下げてみました。

まだまだ掘り下げ足りない部分もありますが、少しずつ補足していきたいと思います。

粉末タイプやカプセル、錠剤タイプ、他の成分を配合したものなどいくつも種類があるようですが、意外と低価格で手に入るようなのでイドも早速試してみたいと思います。