資産運用

退職金の運用について①【新型コロナの影響をどう考えるか】

公務員を20年以上続けても、世間が思っているほどたくさんの退職金がもらえるわけではありません。

それでもある程度まとまったお金ではあるので、運用について真剣に考えてみようと思いました。

とはいえ、新型コロナの影響でアベノミクスは完全に崩壊、オリンピックすら延期となり今後どこまで落ち込んでいくのかは今のところ誰にも予測ができません。

とりあえずは銀行預金か

銀行預金は確かに元本割れのリスクはありません。

しかし、これはあくまで額面上の話であって、モノやサービスの値段が上がるインフレ局面では現金の価値は減るのです。

日銀はインフレ目標を2%に設定しています。

仮にこの目標が達成できたとすると、2%を上回る利回りで運用しなければ理論上資産は減ってしまいます。

もちろん銀行預金の1%に満たない低金利では到底太刀打ちできません。

一方、デフレ期は逆に現金の価値は上がります

こんなときは銀行預金で様子を見るというのもひとつの賢明な手段だと思います。

「運用とは資産を増やすことではなく守ること」

だと誰かが言っていましたが、運用を考えるときは減らさないということをまずは念頭におくべきでしょう。

では、これから日本の経済はどちらに進むのか。

コロナ後の日本はデフレ?インフレ?

消費が落ち込めばデフレ、供給が途絶えればインフレ、現時点ではどちらの可能性も否定できません。

原油の需要が激減する中、供給過剰が解消されず原油価格は大暴落しています。

この状況が続けばデフレになりそうですが、この問題の理由の一つに生産設備を停められないという問題があるそうです。

減産のため設備を停止すると将来再稼働するために多額のコストがかかるとか。

つまり、いずれ経済活動が元に戻ったときに今度は供給が不足するという逆の状態が生まれる可能性があるのです。

何よりも命が大事、でも人生は続いていく

資産を守れるかどうかよりも今は命を守るためウイルスの流行を終息させることが重要です。

しかし、終息後も人生は続いていきます。

経済的にもそうですが、これまでわたしたちは多くの大切な人、時間、日常を失いました。そして、失う日々はまだしばらくは続くでしょう。

そんな中、どうしたら大切な資産を失わずにすむのか、これから少しずつ考えていくことにします。