健康には何にも代え難い価値があるということをこの非常事態においてあらためて感じた人は多いと思います。
しかし、平時であっても健康には高い価値があります。不健康で病気にばかり罹っていると医療費もばかになりませんし、元気で長く働けるということは生涯収入を増やすことにもつながります。
つまり、節約だの資産運用だの言う前に、健康に生きる方法をもっと真剣に考えるべきです。
ある意味で健康は将来への投資です。
投資とはいっても、このブログではなるべくお金のかからない方法を紹介していきたいと思います。
ということで以前の記事にも書きましたが、基本中の基本にしてすぐに実行できる「水分補給」についてもう少し詳しく紹介したいと思います。

性別、年齢によってもさまざまですが、一般的に人間の体の60%は水分というのは学校でも習ったかと思います。
この水分が失われていくと徐々に何らかの異常が現れ、体重の5%に相当する量が失われると重度の脱水症状となり、20%以上が失われると命に危険が及ぶそうです。
60kgの人で言えば、60kg×0.05=3kg → 3リットル!
一般的に体内の水分は尿、汗、便、代謝などにより一日に約2.0~2.5リットル程度が失われるそうです。
発汗などにより水分を失うと喉が渇くので通常は脱水には至りませんが、夏場など水分補給を怠るのは危険だということがわかります。
とはいえ、逆に水分を多く摂りすぎても問題があるそうです。
腎臓は過剰な水分の排出で大忙しになり肝心の老廃物の処理が不十分になります。肝臓にも負担がかかり、胃液が薄くなったり腸も水分を処理しきれなくなって消化不良や下痢を引き起こす。さらに血圧が高い人には心臓への負担も増す、などなど。
ということで一日の必要摂取量は、よく言われるように、2.0~2.5L程度が適量。
なるべく、一時的に過剰摂取の状態にならないよう、何回かに分けて飲むのが理想です。
ただし、液体としての水分だけではなく食事から摂取する分もあります。また、基礎代謝量など個人差もあるので、無理して飲む必要はありません。
次に何を飲むかですが、結論から言うと、冷たいものは避けた方がいい。というより飲んでもあまりいいことはないそうです。
そもそも人間の体は冷たいものを摂取するようにはできていません。下手をすると逆に健康を害することもあるそうです。考えてみれば食物を常温以下に冷やす手段は、日本では20世紀、世界でも19世紀より前にはなかったわけですから。
さまざまな病気の原因となる体内の老廃物や油分を効率よく体外に排出するためには、水よりもお湯の方がいいというのは、食器の油汚れをイメージすれば納得できるでしょう。
さらに冷たい水は飲みすぎると結局は吸収されずに尿として出てしまうため、本当の意味での水分補給にはならないそうです。逆にあたたかいものを飲むと血行が良くなって、老廃物の排出がスムーズになり解毒を受け持つ肝臓の負担が減り、腎臓も元気になる。腎臓が元気になるとホルモンの分泌が正常化され胃腸の調子も良くなり結果的に体中が健康になるということだそうです。
まとめると
・2L程度を何回かに分けて飲む
・飲むものは冷たいものを避け、常温か温かいもの
ちなみにお湯を飲むことによって代謝が上がればダイエットにもなるということで女性の方にもおすすめです!
ということで今回は「水分補給」について書いてみました。
最後までお読みいただきありがとうございました。